こんにちは。
経年風アクセサリー素材のお店*よつば商店
店長のシバガキです🍀
 
 
今日は私がビーズやアクセサリー作りが
好きになったきっかけについて
子供の頃の思い出を書いてみようと思います。
長くなりますがよろしければおつきあい下さい✨
 
 

猫のおばさんとビーズの思い出

 

私は小学生の頃、
14階建てのマンションの11階に住んでいた。

 

小学3年の頃、同じマンションに住んでいた
アキエちゃんという女の子と友達になって、
その子が
「12階に住んでる猫のおばさんちに遊びに行こう。
おばさんは優しくて家には猫が3匹もいるんだよ」
って誘ってくれたのがきっかけで
私は猫のおばさんちに遊びに行くようになった。

 

 

おばさんのおうちはマンションの角部屋で、
広いベランダがあった。

 

リビングには座り心地のよいソファと
こたつとテレビボードがあって、
棚には綺麗なドレスを着たお人形が飾ってあって、
台所との間仕切りになってたカップボードには
きれいな紅茶を飲むカップが飾ってあって
ボードの上にはドールハウスがあって、
中には小さくてかわいい家具が並んでいた。
ドールハウスの中の物は
おばさんとアキエちゃんで作ったらしい。

 

ソファやこたつカバーはおばさんの手作りで、
ちょっとオシャレなレース編みの電話のカバーも
(当時はまだ黒電話が現役だったんですよ)
大きなドールのお洋服も全部おばさんの作ったもので、
こたつの中にはフカフカのかわいい猫が3匹もいた。

 

私はおばさんちに初めて行った時に
心を奪われてしまった。
こんなに綺麗なものがたくさんあって、
自分の家とは全然違う…
きれい、かわいい、
これ、全部手作りなんだ…
おばさんはこんなすごいものが作れるんだ…
すごい…

 

そして、おばさんは人見知りで愛想のない私にも優しくて
美味しい紅茶やお菓子をご馳走してくれた。
優しくて美しい人だった。

 

私が今でも物作りが好きなのは
猫のおばさんの存在が大きい。

 

私の祖母は編み物が上手だったけれど
私は教わっても上手にできなかった。
(だから未だに編み物は出来ないし
針と糸を使う手芸もめっちゃへたくそ)

 

けどおばさんがある日
簡単なビーズ細工を教えてくれた。

 

おばさんが持ってた
いらないビーズの中から好きなのを選んで
ネックレスを作ってみようという感じのものだった。

 

これには私はすごいテンションあがっちゃって、
いろんな色や形のある中で迷いに迷って
私は丸いパールとナツメ形のパールを
交互にテグスに通したショートネックレスを作った。
金具の処理はおばさんがやってくれた。

 

未だに強く覚えている。
その時に私は完成したネックレスを見て、
「これはこどもの私の年で作るにしては地味目だけど、
絶対絶対オシャレで素敵なはず!!」

 

おばさんもとても褒めてくれたから
すごく嬉しかったのをよく覚えてる。

 

それは今でも大事にしまってある。
正直、今でも
「当時のわたしはなかなかのセンスだったんちゃうかな」
って思ってる(笑)
そのネックレス以外に作った物は
全部イマイチな感じだったけれども。

 


それが、これ。
30年以上経ってるので
テグスがもうかなり劣化してるけど
なんとなく直せないままの状態で保管してある。

 

 

私はそれ以来、いらないビーズをもらって
何かしらちょこちょこ作るようになった。

 

おばさんの器用な手が魔法みたいだった。
本当に毎週のように遊びに行っては
猫と遊んだりおばさんとおしゃべりしたりしてた。
そしてお茶やお菓子をもらってた。
おいしかったな…猫かわいかったな…

 

おばさんはビーズの他にも刺繍とか
編み物とかも教えてくれた。
時々エレクトーンも弾いてくれた。

 

うちの母が言うには
おばさんはずっと1人暮らしで
子どももいないから
そうやって近所の子が遊びに来てくれるのが
嬉しいんじゃないかなって言ってた。
母もおばさんの事が好きだった。

 

私が中学生の時は好きな子に贈るクッションの
作り方とか教えてもらってた(笑)

 

中二か中三の頃に私の家の事情で
隣の区に引っ越すことになってしまってからは
猫のおばさんにもなかなか会いにいけなくなってしまった。

 

引っ越す前の高校受験が始まる頃までは
ちょこちょこ遊びに行ってたな…

 

猫のおばさん、
今でも元気で過ごしてるといいなって思う。
猫と子どもときれいなものを愛してる人だった。
おばさんが幸せだといいな…

 

 

おばさんとは20歳くらいまで連絡取ってたんだけど
私が結婚して名古屋を出てからは途絶えてしまった。
三重県に実家があるって言ってたから
もしかしたらもうあのマンションにはいないのかも。

 

もし会えるなら今の私を見せてお礼を言いたい。
あなたのおかげで今もキラキラしたものを作るのが好きで
なんやかやあってビーズやらキラキラしたものを
取り扱う仕事をしてるんですよって。

 

今でも何か作ったりしてると
猫のおばさんの事を思い出す。

 

最初に作ったあのプラスチックパールのネックレスを見る度に
タイムトリップ?みたいな事ができてる気がする。
あの時の気持ちがいくらでも思い出せる。鮮やかに。
楽しかったな。
ドキドキしたな。

 

つらいことも多い子ども時代だったけど
猫のおばさん(と、3匹の猫たち)
に遊んでもらった思い出は
どうしようもなく幸せだったなあ。
ほんとに楽しかった。

 

 

以上、思い出話でした。

 

 

今日もキラキラしたビーズやらパーツやらを
眺めながら仕事をして、
お客さまからの注文を受けて、
キラキラをお届けしてます。
なんか、すごく嬉しいし、ありがたいです。
幸せなことだなと思います。

 

最後まで読んでくださり
ありがとうございました🍀

 

 

 

 

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