2017年5月末日 ガラスボタン工房見学 

この記事ではガラスボタン工房見学 成形編で作られたボタンに色を付けるところを見学した時の様子をご紹介します。

回転する台にボタンを乗せてひとつひとつ丁寧に色をつけていきます。
こちらの画像で塗っているのは黒っぽい塗料ですがこれはこの後電気炉で焼成すると金色になります。

 

回転台を左手で回しながら細い筆を使い1色ずつ丁寧に塗り重ねていきます。
塗料の厚みを均一にしつつはみ出さずに手早く塗っていくのには熟練の技術が必要です。

 

彩色が終わって乾燥中のボタンたち

 

 

塗料が乾燥したら電気炉で焼成して塗料が剝げ落ちないようにします。
アンティークのボタンにはこの焼成の工程がないため塗料が落ちやすいですが現在ではこのようにして塗料の強度をあげています。

 

在庫の棚。どんなボタンがあるのでしょうか?わくわく。

 

チラッと拝見。

 

棚いっぱいのサンプルボード。古いですが全て今でも使っています。
この中から好きなデザインやカラー、大きさのボタンを選ぶのは楽しいけれど時間と予算の都合もあるので実際とても大変です(笑

 

そんなサンプルボードの一部をチラリとご紹介。

 

どれにしようか本当に悩んでしまいます。

 

あ!私が注文した猫のボタンの色違いがサンプルボードにあった!ということでたまたまこの日着けていたブレスレットと記念に写真を撮ってみました。

 

こちらの工房では現地に行った際にその時工房が持っている在庫を見せてもらい、その中から私が選んで仕入れています。
工房が持つ在庫の内訳は訪れる時期により変わるので今回仕入れたものが次回訪れた時にはない可能性の方が高いと思います。一期一会。

工房の在庫の中には古いものもあれば最近作られたものもあり、しかもガラスボタンを作る際に職人さんが使っているさまざまなデザインの金型は昔から使われているものを使って今でも製作しているので正直ヴィンテージ品と現行品の境目は曖昧なものが多いのではないかと思いました。