Vintageアクセサリー素材のお店・よつば商店のブログ

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2019年6月 チェコ国立プラハ美術工芸博物館の思い出【後編】

こんにちは。
経年風アクセサリー素材のお店*よつば商店
店長のシバガキです。

 

 

今日は
2019年6月
チェコ国立
プラハ美術工芸博物館の思い出【後編】
を書いていこうと思います。

 

 

【前編】はこちら

 

 

ガラスの展示や
テキスタイルの展示を見た後、
別の階の展示を見に行く途中の動画が
こちら↓

 

 

 

 

展示会場ではないところも
こんなに素敵な見所が😃
数年前に改装が終わったばかりの
美しいネオルネサンス様式の
階段と踊り場でした。

 

 

さて、次の展示は…

 

 

何やら木枠を使った展示台?の上に
家具や雑貨などが展示されていました。

 

 

こちらはキュビズムの椅子。
実物を初めて見ましたがかっこいいです。

 

 

他にもこんな椅子や

 

 

パントンチェアーなども。

 

 

スペースエイジ!60’s!な趣き。

 

 

 

 

 

こちらは青く美しいオパールガラス。
…なのですが、よく見てください!
展示台が工場や店舗の荷物を入れるような
プラスチック製のコンテナなんです。

 

 

展示作品そのものも興味深いのですが
展示の方法が面白いです。

 

 

1番面白い展示方法だなと思ったのが
こちらの展示。

 

 

 

なんと、ほとんどの作品が
ケージに入っているのです!

 

 

 

ずらり!

 

 

私はチェコ語はほとんどわからないし
英語もままならないので
展示のキャプションやリーフレットを
読んでもよく理解できなかったので
自分が無知なだけだろうと思うのですが

 

 

日本でこんな斬新な
美術作品の展示方法を見た事が
なかったのでめちゃくちゃ驚いたし、
すごくおもしろいなって思いました!

 

チェコというか
ヨーロッパとかではこういう展示方法は
よくあるのでしょうか??
(ご存知の方がいらしたらぜひ
教えてくださると嬉しいです…!)

 

 

 

展示物はチェコやドイツなど
ヨーロッパの物が多く、
ガラスや陶器の作品もたくさんありました。

 

 

 

 

 

 

 

中には日本や中国の作品もあり、
アジア風や和風の作品を見ると
なんだかちょっと懐かしいような
嬉しい気持ちになったりもしました。
(旅行日程の後半にここに来ていたので…)

 

 

日本刀の鍔の展示もありました。
海外の蒐集家の方のコレクションとか
だったのかな。

 

 

盛り沢山の展示内容で
とても全部は見て回りきれませんでしたが
普段アートにあまり触れる機会がなかった
自分にはとてもよい体験になりました。

 

 

美しい物を見て目と心が
大満足した後は…

 

 

 

 

おいしいビールとお肉とポテトで
お腹も大満足!😋

 

 

BEEF BAR
https://www.beefbar.cz/
というお店で食べました。
とにかくお肉の柔らかさと
焼き加減、味付けの塩加減が
ちょうどピッタリ!!!という感じ。
おいしかったです💕

 

 

以上、買い付け旅行中に
チェコ国立プラハ美術工芸博物館を
見学した時の思い出でした。

 

最後までお読みくださり
ありがとうございました!

 

 

 

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2019年6月 チェコ国立プラハ美術工芸博物館の思い出【前編】

こんにちは。
経年風アクセサリー素材のお店*よつば商店
店長のシバガキです。

 

 

今日のブログでは
2019年6月に訪れた
チェコ国立プラハ美術工芸博物館について
書いてみようと思います。

 

 

2019年6月の買い付け旅行中に半日ほど
時間が取れたので現地の友人に
どこを観光しようか相談したら

 

「チェコのガラスなどの
工芸品に興味があるなら
一度行ってみるといいよ」と
チェコ国立プラハ美術工芸博物館を
おススメされたので行ってきました。

 

 

チェコ国立プラハ美術工芸博物館
(Uměleckoprůmyslové museum)
略してUMPRUM
URL: https://www.upm.cz/

 

 

場所はこちら
https://www.prague.eu/ja/object/places/627/umeleckoprumyslove-museum#showMap

(プラハ市公式観光ポータルより)

 

 

博物館のお向かいには
チェコフィルハーモニー管弦楽団の
本拠地、ルドルフィヌムがあります。

 

 

↑こちらはルドルフィヌム(Rudolfinum)
肝心の工芸美術博物館の外観の
写真をとっておらず………

 

 

ルドルフィヌムも工芸美術博物館も
どちらもネオルネサンス様式の建物なので
雰囲気が似ていました。
たぶん。(記憶が曖昧)

 

 

私は音楽のことは全然知らないのですが
毎年春に行われるプラハ音楽祭は
こちらがメインの会場だそう。
一度本場の演奏を聞いてみたいです😃

 

 

さて、早速博物館の中へ。
入り口の扉の大きさに驚きつつ
中へ入ると…
建物自体が立派な展示品という感じでした。
通路も階段もすごい…
朝イチで行ったので人もいなくて静か…

 

 

 

館内は数年前に
改装されたばかりらしく
100年くらい前の装飾品も
色鮮やかで美しかったです。

 

 

確か5階建くらいの建物だったと
思うのですが
フロアごとに様々な展示がありました。
まずは常設のガラスの展示を見学。
撮影OKだったので少しご紹介します。

 

 

PLEIAD OF GLASS 1946-2019
1946年から2019年までの
ガラス作品が展示されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中には
「え、これガラスなの?」
って思う質感の作品もあったりして
見応えがありました。

 

 

チェコのガラス産業の歴史、
アートとしてのガラスについてなど
英語での説明もありました。

 

 

 

 

次に別フロアで開催されていた
テキスタイルの展示も見学。

 

 

 

 

 

 

北斎の波モチーフの生地。
とてもおしゃれ!
外国で日本由来の物を見ると
なんだかテンションがあがります↑

 

 

こちらも日本の
傘をモチーフにした生地。
おしゃれだなぁ…

 

 

 

 

 

様々なフラワーモチーフ。

 

 

昔は60年代のファッションに
憧れていました…

 

 

素朴で愛らしい模様。

 

 

色の合わせ方などは
アクセサリー作りの参考にも
なりそうでした。

 

 

動画でわかりやすく
ファッションの歴史の移り変わりを
解説する展示やもあり
知識がなくても見て楽しめました。
ファッションやテキスタイルの
知識があったらもっともっと
楽しめただろうなー。

 

 

長くなりそうなので
今日はいったんここまで!

 

 

次回は別フロアの
一風変わった展示や
館内を撮った動画をお見せできたらと
思っています😃

 

 

【後編はこちら】

 

 

読んでくださりありがとうございました🍀

 

 

 

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ヤブロネツのメタル加工技術

チェコの工房で1点1点丁寧に
作られた香水瓶・手鏡・ミニコームの
セットを次の更新でご紹介できるよう
撮影したりしています。

 

 

チェコ・ヤブロネツはガラスの街として
とても有名ですが、
実はメタルパーツの加工技術も高く、
繊細なメタルパーツをガラスと組み合わせた
香水瓶や手鏡・小物入れなど
素敵な商品がたくさんあるんですよ😃

 

 

今日のブログでは
チェコのヤブロネツはガラスが
とても有名だけど実はメタル加工も
さかんなんですよということを
ご紹介します。

 

 

↑こちらは
1840年代に作られた金属をプレスする機械
(ヤブロネツのガラス博物館にて2017年撮影)

 

 

↑繊細なプレス加工で作られたプレート
(ヤブロネツのガラス博物館にて2017年撮影)

 

 

 

こちらの画像は去年
ヤブロネツの香水瓶を作っている
工房にお邪魔して撮影したもので
現在使われている
金属プレートをプレスする機械です。

博物館で見た機械とは
ずいぶん違っていました😆

 

 

実際に機械を動かしているところを
見せて頂きました。
真鍮のプレートに
思ったよりゆっくりな速度で
しっかりと型にプレスされていきます。

 

↓動画

 

 

 

プレスされたモチーフは連なっているので
これを一つずつ切り離していきます。

 

 

そんな技術で加工されたメタルパーツを使い
作られているのが
当店でご紹介している香水瓶や小物入れです。

 

 

 

 

 

(上記画像クリックで
商品詳細ページをご覧いただけますが
これらの商品は完売している場合が
あります。ご了承ください。)

 

 

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2017年 ヤブロネツ ガラスボタン工房 成形編

2017年5月末日 ガラスボタンの工房を見学させてもらいました。その時の記録をボタンの成形編と絵付け編の2回にわけてご紹介します。この記事を書いているのは2019年11月なので見学した当時の記憶が少し曖昧になっていますことをご了承ください。あと、写真を撮ったスマホが古いため画像がイマイチです。すみません。

 

工房の中から見た出入り口には魔除けと幸運のお守りである蹄鉄が飾られていました。

この方が職人さん。

材料のガラスロッド。様々なカラーがあります。これを溶かしてボタンを作ります。

  

年季の入った道具類。
やっとこみたいな道具にさまざまなデザインのモールド(型)をセットして溶けたガラスをプレスして形を作っていきます。

ずっと長いこと使われている炉は灯油で稼働しています。昔のままです。

炉の中はたぶん1,200度くらい。

ガラスロッドの先を入れて溶かしていきます。

ボタンの裏側のシャンクをモールドにセットします。

溶けたガラスをモールドに押し付けた時に温度差で割れないようモールドも小さなバーナーで温めています。

 

いい感じに溶けたガラスをいい感じの力加減でプレスします。
どのくらいの量のガラスを溶かしてどのくらいの柔らかさでプレスするのか…同じものをたくさん作るのはかなり難しいと思います。職人技です。

ずっと見ていても飽きない…

静かな工房に古いラジオから音楽が流れていました

割れちゃったボタンとなにかの欠片。

画像が見えづらくて申し訳ないのですがボタンを形作った後の仕上げの昔のやり方。
3つ連なったボタンをヤスリで1個ずつ切り離します。

そしてボタンの周りのバリをとるために手動のローラーカッターで余分なガラスを削り取ります。
これ、体験させてもらったのですが難しかったです。
カッターの刃を思い通りの場所に当てるのが難しくて思い通りにガラスを削れませんでした。

手作業で削るのは大変なので機械の登場。砥石で削ります。

奥で円盤状の砥石が自動でぐるぐる回っていて、その手前に手動でボタンをセットしてボタンの側面を砥石に当てて研磨します。多少の機械化や自動化はすれども昔から変わらない工程でガラスボタンは今も作られていました。

 

この工房で作られたボタンもよつば商店で取り扱っています。
他の工房で作られたものと混ざっていますが下のURLからご覧になれます
https://yotsuba-and-co.jp/?mode=grp&gid=1634697&sort=n

職人技がキラリと光るチェコのガラスボタンをアクセサリー作りに取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

絵付け編に続きます

 

 

2017年 ヤブロネツ ガラスとジュエリーの博物館

ヤブロネツ・ナド・ニソウにあるガラスとジュエリーの博物館
MUZEUM SKLA A BIŽUTERIE V JABLONCI NAD NISOU

20175月、ヤブロネツの中心地にあるガラスとジュエリー専門の博物館(美術館)に行きました。
この記事を書いている現在は201911月なのですでに記憶が曖昧で正確な説明ではないかもしれないし展示内容が古くなっていたりするかもしれません、ということをはじめにご承知おきの上お読みください

この日は初めてのヤブロネツでテンションが上がりすぎて博物館の建物の外観や入口を撮るのを忘れていたようなので代わりにヤブロネツの街並みを載せておきます…


この日は5月末の日曜日ということもあって街の人たちはみんな近くの湖や公園へでかけているからか人通りがほとんどありませんでした。

さて、館内です。


入ってすぐのところにボタンやビーズを作る際に使う様々なカラーのガラスロッド(棒)が展示されていています。


いわゆる日本でバーナーワークでとんぼ玉を作る際に使うガラスロッドと似ているのですが太さと長さがだいぶこちらの方が大きいです。チェコのガラスロッドは膨張係数はどのくらいなのかな?と思いながら見ました。


基本的なカラーの他にサテンカラーやミルフィオリのように模様が入っているミックスカラーのロッドなどがありました。

かつてこの地域にあったガラス工房や関連企業の描かれた地図があり、開業と廃業年が書かれていました。
当時は街のいたるところに工房があり、ガラス産業が栄えていたのがわかります。 

ガラスのビーズ作りに使われていた機械や道具がたくさん展示されていました。

細い棒に溶かしたガラスを巻きつけてビーズを作る技法(ランプワーク)で使う道具

ガラスを溶かすバーナーや材料の色ガラス、出来上がったビーズの大きさを選別するザルのような道具

こちらはビーズをカットする機械にセットする道具。ファイアポリッシュビーズのあのカットはこれで作ります。

おそらくガラスをプレスしてボタンやビーズを形作る道具

エナメル絵付けの工程

 

当店でよく扱っているグラスストーンやカボションでゴールドフォイルバックという裏面にフォイル加工を施したものがあるのですが、そのフォイル加工の工程が展示されていて目から鱗が落ちました。


GUTA-PERCHA
というゴム状の樹脂にグラスストーンを押し込んで裏面だけを露出させて固定し、そこに一気に塗料(?)を塗ってフォイル加工をしていくようです。おもしろい!

こういう作り方をしてるから時々フォイル部分がサイドにはみ出したりしていたのか!!と、私が疑問に思っていた長年の謎がひとつ解けた瞬間でした。

 

サンプルボードはいくら見ても見飽きません:)

 

成形されたガラス。裏が平たいカボションやオクタゴン型など様々な形のガラスストーンや沈み彫りの技法でモチーフを表現するインタリオなどの見本とそれらを使用したジュエリーの展示は見応えがありました。

 

この行商用のかばん、当店にもひとつ欲しい…笑

シンプルに糸に通すだけでも十分におしゃれで美しい。

色合わせやデザインの勉強になる展示の数々。目が幸せ。

 

 

ご存知ですか?ネイティブアメリカンの人々が作っていたビーズアクセサリーのビーズやアフリカのマサイ族の人たちが身につけているアクセサリーのビーズもチェコ製だそうですよ。
この北ボヘミアの山あいの街で作られたビーズがはるか遠くアメリカやカナダ、アフリカまで旅をするところを想像するとなんとも言えないロマンを感じます…

 

 

この他にもメタルスタンピング(金属加工)の展示やガラスボタンの展示、食器やお皿などの展示もあるし現代アーティストの作品やファッションと絡めたビーズジュエリーの展示などもあり、ガラスやビーズが好きなら一日中観ていられる博物館でした。
(その他の展示についてもいつか記事にしたいと思っています)

 

こんなインスタ映えしそうな(?)スポットも。

 

館内は広くところどころに休憩用のベンチもあり、静かにゆっくり展示を楽しむことができました。ミュージアムショップにはビーズアクセサリーやオーナメント、関連書籍などが販売されていました。
ヤブロネツに訪れる予定の方にはぜひぜひオススメしたい場所です。

 

ヤブロネツ・ナド・ニソウ
ガラスとジュエリーの博物館
MUZEUM SKLA A BIŽUTERIE V JABLONCI NAD NISOU

基本情報

 website(チェコ語・ドイツ語・英語)◆
http://www.msb-jablonec.cz/

営業時間◆
火曜日日曜日9.00-17.00(月曜休館)
7
-8月の期間は 月曜日日曜日9.00-17.00

住所◆
U Muzea 398/4, 466 01 Jablonec n. Nisou

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